緊急帝王切開の主なケース

帝王切開は、ここに記した病気以外でも様々な理由で実施されます。特に、お母さんまたは赤ちゃんに危険が迫る状況の時は、緊急の帝王切開が必要となります。 妊娠中の検査などでリスクが低いと判定された妊婦さんでも、分娩が始まってから緊急帝王切開が必要となるケースは2%くらいあります。
なお、選択帝王切開としていた方が予定より早く陣痛や破水が起きた場合も緊急帝王切開となります。

遷延分娩せんえんぶんべん

子宮口が硬いため十分開かずにお産が長引く状態です。この様なケースでは帝王切開に切り替えることもあります。

回旋異常かいせんいじょう

出産の時、赤ちゃんは産道(赤ちゃんの通り道)の形に合わせて、頭を回しながら(回旋)下りてきますが、この回旋がうまくいかず、分娩が停止することがあります。