元気な赤ちゃんに出会うために知っておきたい 帝王切開のこと

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先輩ママの体験談

えりぽんさん(10代)
帝王切開について周りと闘った
18歳で妊娠、結婚、19歳で出産。
私は早めに逆子になり、「今からならまだなおりますょ!」と言われ、逆子なんて周りで聞いたことなかったし、まさか自分が…と不安でしたがそこまで深く考えていませんでした。
先生も治るとおっしゃっていたので!
それから毎日逆子体操、逆子に良いと言われる雑巾がけ、お灸、一回1500円を毎日…
私の祖母に逆子を伝えると最初は心配してくれていました。
でもだんだん…初産は普通分娩がよかとにね~腹ば切るとね?そら痛かろ~とだんだん帝王切開がダメかのような言い方が増えてきました…
正直だんだん時間がなくなり毎日体操とかしているのに周りには帝王切開だから陣痛ないから楽だよ!陣痛がきついからね!私も麻酔かけてほしか!など、帝王切開が楽、痛くないと思わせる言い方がすごく腹がたった。
なんで帝王切開が普通じゃないみたいな言い方されるのだろう。
「普通分娩」じゃない「自然分娩」だ。自然分娩が当たり前になっていることに腹がたった。
私だって自然分娩で産むことしか想像していなかった。
帝王切開はいくら出産だと言ってもお腹を切る…傷も残る。
なんだかんだしているうちに手術当日がきた。
夜な夜な泣いて旦那に励まされ「お前絶対に死ぬなょ 三人で幸せなるばい。」と言われた…
帝王切開は子供はほぼ確実に安全に産まれる。母体にはダメージは強い。

私が死んだら…とまで考えていた。
だから手術当日旦那、母、にメールで感謝の気持ちを伝えた。
兄夫婦、たくさんの友達にも時間が許す限りメールを返した。
旦那と母が手術前に到着。
その間私は最後のエコー、腟洗浄、麻酔の針の痛みを和らげるシール、着替えを済ませ点滴二つ。
時間がきて移動。旦那も頑張って立ち合いをしてくれた。
手術台で裸になり血圧心拍をはかられた…緊張で呼吸が整わず、心拍がはやくなかなか麻酔を打てず看護婦さんがさすったりしてくれた。
13時麻酔スタート。
足の先からボワーっと暖かくなる感じで麻酔が効きはじめた。
お腹をピンセットでつまみ、上がなかなか効かずに麻酔追加。
痛みはないが切られる感触がわかり、器具の音が恐怖で声も出せず、呼吸困難になりかけた。

子供を取り出すまでにかかった時間約6分。だが今までにない長い6分だった。
そのまま処理してもらい病室に戻った。
ずっと寒気と震えがとまらなかった。
口の中は緊張とずっと水分もとれていなかったためカサカサ…
麻酔がとれていくのが怖かった。
約2時間おきに体温血圧そしておろをかきだされる時にお腹を押さえられる。
これが一番きつかった。
夜中うなされて大声を出して起きた。
だんだん痛くなり痛みどめをうってもらった。
次の日から歩行開始
トイレは自分で量をはからなくてはいけなくて前に曲がるのが痛かった…
我が子を見ると痛みは忘れた!
出産後も、陣痛に比べたら楽ょ!と言われた。
帝王切開を経験していないくせにやはり腹がたった。
どちらも経験した人の言葉しか受け止められない。

また帝王切開となるとやはり怖いです…
これから帝王切開を控えてらっしゃる方、自信をもって出産してください!
自然分娩と比べてしまうかもしれないけど、傷痕は自然分娩にはない目に見える子供との繋がっていた証です!

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