元気な赤ちゃんに出会うために知っておきたい 帝王切開のこと

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先輩ママの体験談

たこさん(30代)
宮筋腫合併妊娠→切迫早産→予定帝王切開
妊娠7週目に初めて産婦人科を受診。内診で子宮筋腫があることがわかりました。その時点で医師から「切迫早産と帝王切開の可能性がある」と聞きました。それから30週で切迫早産となり、入院することに。私の筋腫はその頃には直径7cmほどになり、産道の出口のところでずっと動かず。エコーでみると、赤ちゃんの頭の横に。仲良く並んでるんです。それで当初の予定通り、帝王切開となりました。
手術室に入って30分ほどで赤ちゃんの泣き声が聞こえて、ご対面。そこからが大変でした。普通だとトータルで1時間らしいですが、筋腫を傷つけないようにするため縫合にかなり時間がかかりました。手術室って内臓に埃などが入らないようにするために上から風をビャービャー出してるのでかなり寒いんです。そこに全裸で3時間いたわけですから体が冷えちゃって。手術が終わって出てきたら体温が34.9℃でした。
局部麻酔は上→下の順で切れていくので、いちばん痛いお腹からじわじわと感覚が戻ってきました。手術当日はけっこう大変でしたね。

赤ちゃんは生まれてから5日間、「一過性多呼吸」という症状で新生児室にいました。帝王切開だと赤ちゃんが自分のタイミングで生まれてくるわけではないので肺にある羊水をうまく外へ出せずに呼吸が早くなってしまう状態のことです。
手術翌日に新生児室へ面会に行くと、3,000gもあったのに保育器に入れられて鼻から酸素チューブ、右手の甲に点滴をして厚紙と包帯でぐるぐる巻きに固定、右手の点滴を外してしまわないように左手にはミトンをしていました。かなり痛々しい姿だったので思わずその場で涙が出ましたが、帝王切開ではよくあることで、特に心配いらないみたいです。
出産6日目から母子同室となり、赤ちゃんは入院ベビーから一般ベビーになりました。その後10日目で私と一緒に退院して、現在もうすぐ4ヵ月になります。体重は7,000gになり、私のお腹の傷もまあまあ良くなってきました。母乳は完全に出なくなったので自宅に来てからはミルクで育てています。
帝王切開は確かに大変でしたが、普通分娩にしても別の大変さがきっとあって、どっちにしてもそれは「世界中の母親がみんな経験していること」ですよね。これから出産を迎える方、気持ちを大きく持ってがんばってください。

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