先輩ママの体験談
むぎさん(30代)
予定外
4年前の初めての出産の話です。
助産院での温かな出産を希望していた私でしたが、希望に反して緊急帝王切開となりました。明け方に破水し、急いで助産師へ電話。おしりを高くして、陣痛が起きるのを待つように言われました。それから丸1日、陣痛の時間が5分おきに縮まったところで、ようやく助産院へ移動しました。それからさらに半日経っても、子宮口が充分開かず、陣痛も微弱のまま(それでも私には充分な痛みでしたけれど…)。なにより破水してしまっているため、真冬だったこともあり、下半身が冷え切って、それがとても辛かったです。結局、助産院ではそこまで。提携病院で陣痛促進剤を打ってもらうよう指示を受けました。まだ頑張りたい気持ちはありましたが、助産師さんは首を縦には振ってくれませんでした…。
助産院での温かな出産の夢はそこで断たれましたが、赤ちゃんの誕生を心待ちにしているのは私だけではない。夫も両親も、無事に赤ちゃんが生まれてきて欲しいと願っている!
病院で経過を見ていると、どうやら赤ちゃんの心音に異常があることがわかりました。無心音の状態が数秒続くのです。痛むおなかを抱えて手術台に乗りました。私と赤ちゃんはどうなるのか、今まで大きな病気ひとつしたことのない私は、帝王切開の恐怖と不安と、これで楽になるという少しの安堵とで、複雑な気持ちでした。出産の最後での予期せぬ帝王切開。こんなはずじゃ…、という悔しい気持ちは今でも忘れません。
それと同時に、どんなことが起きるか解らない出産の難しさ、だからこそ命の誕生は素晴らしいものなんだ!ということがよくわかった経験でした。
もちろん、2度目の出産も帝王切開でしたが、陣痛もないうちに手術台に乗るということも複雑な気持ちでした。
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