元気な赤ちゃんに出会うために知っておきたい 帝王切開のこと

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先輩ママの体験談

プレママさん(20代)
緊急帝王切開
ある日の午後、生理痛のような痛みがありました。なんだろうと思いながら翌日の明け方、トイレに起きておしるしに気づきました。予定日より早くなるかも・・と思いながらも昨日からの生理痛のような痛みは治まらず、逆に激しくなっているように感じました。痛みの間隔を計ってみると5分間隔くらいでした。初産なのにこんな間隔の陣痛はありえないと思い、母親に相談し朝一で病院へ連絡をしました。とりあえず9時に来てくださいと言われ、病院へ行き、内診、超音波検査、NST検査をしながらも陣痛のような痛さは変わらずさらにひどくなっていました。そのうち先生や看護師さんがあわてだし「救急車呼んで!先生は誰でもいいから早く!」という声が聞こえてきました。そして「赤ちゃんの心拍が弱くなっています!今すぐに赤ちゃんを出さないと危ないから救急車で総合病院へ搬送します!」と言われ、わけもわからないまま救急車に乗せられ総合病院へ搬送されました。
救急車の中で私は頭の中が真っ白になり、ただただ涙が溢れ、足が震えていました。
赤ちゃんが無事であってほしいと祈りながら・・。そして全身麻酔での緊急帝王切開。赤ちゃんが眠ってしまうといけないということで麻酔の量が少し少なめだったため、最初の痛みは覚えていますが、赤ちゃんを取り出した瞬間は分からず麻酔が覚めたときには病室でした。
結果、私の骨盤が狭かったことと胎盤の機能が悪かったことが原因でした。また赤ちゃんも2140グラムと小さめで、汚れた羊水を飲んでいたためすぐに処置を受け保育器に入りましたが、すごく元気な子でした。
救急車も手術も初めてだったので今回の体験はものすごく怖かったですし、出産は何が起こるか分からないと言われるのも本当だなと身をもって実感しました。
でも助けてくださった先生方や、生きようとがんばってくれたこの子にはすごく感謝していますし、どんな方法であれ「出産」というすばらしい経験ができたことを私は誇りに思っています。

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