元気な赤ちゃんに出会うために知っておきたい 帝王切開のこと

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先輩ママの体験談

マムビオラさん(20代)
終わりよければ全てよし。
私の場合は緊急帝王切開でした。
33週から里帰り出産のため、地元の総合病院へ初診に行ったとき、「胎児が小さすぎる!」とそのまま緊急入院になりました。原因は高血圧による「子宮内胎児発育遅延」という診断でした。

入院治療(切迫流・早産治療薬の点滴など)を行なって、胎児は37週で2,300gほどに成長しましたが、それでも低体重なので38週に誘発分娩を行う事になりました。
1日目は子宮口を拡げるため棒状の器具を何本も挿入し、機械で子宮を下に何度か引っ張られました。そして陣痛促進剤を点滴し、その日は何もなく病室に戻って睡眠。2日目、朝食をとっている時に高位破水を起こし、そのまま陣痛室へ移動してノンストレステスト(NST)をつけ陣痛と格闘。夕方、卵膜剥離とともに多量の破水となりました。胎児の心拍は元気でしたが、低体重のため赤ちゃんの安全を優先して緊急帝王切開となりました。

慌しく胸の写真、導尿カテーテル、同意書、諸々の準備がすすめられ、やっと夫が駆けつけました。12時間陣痛に耐えた後の手術でした。
太っていたせいか中々麻酔(硬膜外)が効かず何度も痛い目にあいましたが、赤ちゃんは手術開始から間もなく誕生しました。下半身麻酔だったので、私の意識ははっきりしており赤ちゃんの産声も聞けました。赤ちゃんは低体重(2,420g)のため、すぐに新生児集中治療室(NICU)に行ってしまいました。その後すぐに追加麻酔で眠ってしまい、気がつくと手術は終わっていました。病室に戻り足には血栓予防の器具を着けそのまま寝ました。

3日くらい痛み止めが効いていたので痛みはまったくありませんでした。お腹の傷は、「ハイリスク妊娠のため初めは経腟分娩で行くが、もしかしたら帝王切開になるかも」と言われていたので、先生に「横に切って!」と事前にお願いし、手術後はホチキスのようなものでお腹の傷口をとめられていました。

陣痛を経験したからか後陣痛もつらくなく、術後はお腹の傷口をとめていたホチキスのようなものを取る時にチクッとした痛み位しか感じませんでした。
悪露は1ヵ月健診時にはおさまっていました。

母乳は出過ぎて赤ちゃんがむせてしまうほどです。産まれた時は小さな赤ちゃんでしたが、今は母子ともに楽しくベビースイミングに行くほど元気です^^

費用の面ですが、普通分娩+7万円ほどでした。しかし、入院保険(女性特約付き)に加入していたのと、さらに高額療養費制度が適用されたためトータルでプラスでした。

一生に何度もない出産という機会ですが、娩出方法よりも、母子ともに健康であることが大切だと思います。
可愛いわが子に会えれば、全て辛い事は吹っ飛びます。頑張ってください。

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